産後|甲状腺・下垂体専門の内分泌内科|大阪市北区JR大阪駅【おおさか内分泌診療所】

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産後

産後|甲状腺・下垂体専門の内分泌内科|大阪市北区JR大阪駅【おおさか内分泌診療所】

産後と甲状腺の病気について

産後

妊娠、出産において、母体の免疫力は変化することがわかっています。この変化により、出産後に甲状腺機能異常が起こりやすいと考えられています。

出産2から4ヶ月後に、甲状腺が大きくなり、甲状腺ホルモンが上昇する、出産後甲状腺炎を起こすことがあります。その後、多くの場合は自然に甲状腺機能が正常に戻りますが、一部で甲状腺機能低下症となるため、甲状腺ホルモン剤が必要となります。

出産5ヶ月以降で甲状腺ホルモンが上昇することがあり、その場合はバセドウ病の可能性が高いです。甲状腺エコーで内部血流豊富な甲状腺腫大を認め、TSHレセプター抗体が陽性となります。お薬での治療が必要になりますが、授乳しているか否か、挙児希望があるかないかによって、どの薬を選択するかを決めます。なお、妊娠前からバセドウ病を罹患している場合、出産後にバセドウ病が悪化することもあります。

出産後に甲状腺ホルモンの変化を起こすことがあるため、妊娠前、妊娠中に甲状腺の異常を指摘された場合は、出産後にも甲状腺機能のチェックをお勧めしております。さらに、甲状腺に病気がない場合も新たに出産後に甲状腺疾患を発症することもあります。出産後に、倦怠感、抑うつ状態、便秘になるなどの甲状腺機能低下症症状、便通が近くなる、動悸、息切れ、汗が多いなどの甲状腺中毒症症状が見られたら、甲状腺機能の異常を疑い検査を受けましょう。

当診療所では甲状腺機能を即日採血、即日結果をご説明いたします。

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